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2025年2月6日 22:29
未経験者歓迎! Dellサーバ/ストレージ接続スイッチ見積もりシリーズ ~ ③ToRスイッチで使用されるトランシーバについて ~
未経験者歓迎! Dellサーバ/ストレージ接続スイッチ見積もりシリーズ
~ ③ToRスイッチで使用されるトランシーバについて ~
ToRスイッチのトランシーバ対応可否
ネットワークスイッチにおけるトランシーバとケーブル

• データセンターで取り扱われるネットワークスイッチでは、主にトランシーバ(SFP Transceiver, QSFP Transceiver)と、光ケーブル(LC Fiber Cable, MPO Cable)を使用して接続します。
• SFP RJ45 Transceiverを使用することでLANケーブルでの接続も可能です。(元よりLANポートを備えたスイッチもあります)
• DACケーブル(SFP DAC, QSFPDAC)はトランシーバとケーブルが一体になったケーブル。以下のメリット、デメリットから、ネットワークスイッチ同士の冗長構成用のケーブルや、同ラック内のDellのネットワークスイッチとDellのサーバ/ストレージ等の接続用ケーブルとして多く用いられます。
メリット
- トランシーバとケーブルをそれぞれ購入するより安価
デメリット
- 長さに限りがある(最大10m程度)
- 銅線のためケーブルの取り回しがしづらい
- トランシーバを含むため両端の接続端末でサポートされている必要がある
● ToRスイッチのトランシーバ対応可否
Model | 型番 | 発注型番 (スイッチ同時購入) |
発注型番 (別売追加購入) |
S4100 | S5200 | |||||
QSFP28 | QSFP+ | SFP+ | QSFP28-DD | QSFP28 | SFP28 | |||||
1G | SFP 1GbE SX | GF76J | 407-BBDB | 407-BBOR | 〇* | 〇* | 〇 | 〇* | 〇* | 〇 |
SFP 1000 Base-T | XTY28 / 1M0C3 | 407-BCZT | 407-BBOS | 〇* | 〇* | 〇 | 〇* | 〇* | 〇 | |
10G | SFP+ 10G SR | WTRD1 | 407-BCZR | 407-BBOU | 〇* | 〇* | 〇 | 〇* | 〇* | 〇 |
SFP+ 10G Base-T (Gen3.5) | PKR0R | 407-BDCX | 407-BDCY | 〇* | 〇* | 〇 | 〇* | 〇* | 〇 | |
25G | SFP28 25G SR | W4GPP | 407-BBXX | 407-BBXU | 〇* | 〇* | 〇* | 〇 | ||
40G | QSFP+ 40G SR4 | 7TCDN | 407-BCZS | 407-BBOZ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
QSFP+ 40G BiDi | XW7J0 | 407-BBYC | 407-BBXT | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
QSFP+ 40G LR4 | F8CG0 | 407-BBGL | 407-BBGN | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
100G | QSFP28 100G SR4 | 14NV5 | 407-BBWQ | 407-BBWV | 〇 | 〇 | 〇 | |||
QSFP28 100G CWDM4 | THPF3 | 407-BBVG | 407-BBVO | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
QSFP28 100G LR4 | D7P80 | 407-BCDI | 407-BCDH | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
QSA | JCYM9 | 407-BBZN | 407-BBZL | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
• 〇は使用可能、空欄は使用不可を表します。
• 〇*はQSAを併用した場合に使用可能であること表します。
• OSはSmartFabric OS10.4.3.0以上のバージョンでの使用を前提としています。※10G Base-T (Gen3.5)は除く
• 10G Base-T (Gen3.5)はOS10.5.4.5以上のバージョンでの使用を前提としています。
• 頻繁に用いられるトランシーバのみを記載しています。未記載のトランシーバの使用可否については弊社営業担当へお問い合わせください。
• 予告なく型番等の内容が変更される可能性あります。
● よくある質問
• トランシーバにおけるQSA(QSFPアダプタ)とは?
QSFP+, QSFP28, QSFP28-DD等のインターフェースを SFP, SFP+, SFP28へ変換するアダプタです。



• 10G Base-T Gen3.5トランシーバの使用可能数の制限
※10G Base-T Gen3.5トランシーバはSmartFabric OS10.5.4.5以降のVersionをサポート
S4100シリーズ | S5200シリーズ | |||||
S4112F SFP+ポート |
S4128F SFP+ポート |
S4148F SFP+ポート |
S5212F SFP28ポート |
S5224F SFP28ポート |
S5248F SFP28ポート |
|
10G Base-T Gen3.5 トランシーバ | 3ポート | 7ポート | 12ポート | 12ポート | 24ポート | 48ポート |
※表内のポート数まで使用可能
- S4100FシリーズのSFP+ポートには、ポート番号1-4, 5-8, 9-12…のように4ポートで1つのPort Groupが設けられています。(下図参照)
- Port Group毎に使用できる消費電力が定められており、消費電力の大きい10G Base-Tトランシーバは使用できる数が制限されています。
- Gen3.5トランシーバはPort Group内で1ポート使用可能です。
- 隣あったポートに10G Base-T Gen1トランシーバを設置する場合、物理的にトランシーバが干渉し、引き抜く際に隣のトランシーバも誤って外れてしまう可能性があります。事前に設置位置が隣あわないようにしておくのが運用としてベターです。
Ex. S4148F

• S4148で必ず決めなければいけないポートの構成(Port Profile)について
S4148F, S4148Tは物理的には以下のポートがあります。
- SFP+ポート(10G Base-Tポート) x 48
- QSFP+ポート x 2
- QSFP28ポート x 4
しかし、チップセットの兼ね合いで全てのポートを上限の帯域で使用することができません。
そこで、Port ProfileというOSの機能によって使用するポートをコントロールします。
ご使用のポートに応じてProfile1-6の何れかをご設定いただく必要があります。
プロファイル選定のポイント

*ブレークアウトオプションが必要でない場合、どちらを選択しても問題ありません。
ブレークアウトオプションが必要な場合、以下オプションをご確認の上、適切なProfileをご選択ください。
各プロファイルで使用可能なポート
プロファイル名 | SFP+ / 10GBase-T | QSFP+ | QSFP28 |
Profile-1 | 48x10GbE | – | 4x100GbE 4x10GbE or 4x25GbE or 2x50GbEにブレークアウト可能 |
Profile-2 | 48x10GbE | 2x40GbE 4x10GbEにブレークアウト可能 |
4x40GbE 4x10GbEにブレークアウト可能 |
Profile-3 | 40x10GbE | 2x40GbE 4x10GbEにブレークアウト可能 |
4x100GbE 4x10GbE or 4x25GbEにブレークアウト可能 |
Profile-4 | 40x10GbE | 2x40GbE 4x10GbEにブレークアウト可能 |
4x100GbE 4x10GbE or 2x50GbEにブレークアウト可能 |
Profile-5 | 48x10GbE | 4x40GbE 4x10GbEにブレークアウト可能 |
2x100GbE 4x10GbE or 4x25GbEにブレークアウト可能 |
Profile-6 | 48x10GbE | 4x40GbE 4x10GbEにブレークアウト可能 |
2x100GbE 4x10GbE or 2x50GbEにブレークアウト可能 |
※出荷時のデフォルトはProfile1に設定されています。

2022/01/25
2023/01/11 更新