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2025年6月27日 11:15
PowerScale(Isilon) IPアドレス変更後のSyncIQ再開時の動作について
PowerScaleのクラスタAからクラスタBにSyncIQでレプリケーションをしている環境において、
クラスタBのサイト移設を行うためにIPアドレスを変更した場合、クラスタA上のSyncIQ設定にてターゲット情報をIPアドレスで登録している場合は変更が必要になると思います。
この時、既存のSyncIQは影響なく差分転送から再開することができますでしょうか。
また、ターゲット情報をSmartConnectゾーン名で指定している場合も名前解決された結果のIPアドレスが変わることによって影響はありますでしょうか。
ソースパス情報やinclude/exclude情報を変更してしまうと、SyncIQポリシーのハッシュIDが変わり差分転送からの再開が行えないと以前聞きましたので、ターゲットクラスタのIP変更でも同じような影響がないか気にしております。
※ここでの差分転送は「target-compare-initial-sync」を利用しないで通常通り差分再開できるかを気にしております。
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Uehara Y.
Community Manager
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2025年6月30日 02:25
はい、できます。
影響はありません。
PowerScale OneFS 9.5.0.0 Web Administration GuideのP.263 Modify a replication policyセクションにある記載内容に関するご懸念だと思いますが、そこには以下のようにターゲットのIPアドレス変更時にはフルレプリケーションは行われないとの記載があります。
● Target cluster name or address
This applies only if you target a different cluster. If you modify the IP or domain name of a target cluster, and then modify the replication policy on the source cluster to match the new IP or domain name, a full replication is not performed.
[日本語訳]
● ターゲットクラスタ名またはアドレス
これは、ターゲットとして別のクラスタを指定する場合にのみ適用されます。ターゲットクラスタのIPアドレスまたはドメイン名を変更し、その後、ソースクラスタ上のレプリケーションポリシーを新しいIPアドレスまたはドメイン名に一致するように変更した場合、フルレプリケーションは実行されません。
また、これを裏付ける情報としてPowerScale OneFS 9.4.0.0 Backup and Recovery Guide P.14に以下記載があります。
SyncIQ associates a replication policy with a target cluster by marking the target cluster when the job runs for the first time.
Even if you modify the name or IP address of the target cluster, the mark persists on the target cluster. When a replication policy is run, SyncIQ checks the mark to ensure that data is being replicated to the correct location.
[日本語訳]
SyncIQは、ジョブが初回に実行されるときにターゲットクラスタにマークを付けることによって、レプリケーションポリシーとターゲットクラスタを関連付けます。
たとえターゲットクラスタの名前やIPアドレスを変更したとしても、そのマークはターゲットクラスタに残り続けます。レプリケーションポリシーが実行される際、SyncIQはこのマークをチェックして、データが正しい場所にレプリケーションされていることを確認します。