5 Practitioner
•
934 メッセージ
0
18
2025年5月23日 01:54
Data Domain:既存仮想テープを新環境のDDにデータ移行
既存DDで保有している仮想テープを新環境に配置する手法を検討しております。
構成
既存DD(VTL)、新DD(Main)、新DD(DR)
レプリケーション構成
既存DD(送信元:tape-move) → 新DD(Main、送信先:tape-move)
新DD(Main、送信元:tape-move) → 新DD(DR、送信先:tape-move)
※カスケード方式
概要
・既存DDから新DDにレプリケーション
・新DDに複製されたMTreeであるtape-moveを送信元に指定し、新DD(Main)→ 新DD(DR)間で
レプリケーション
レプリケーション完了後
新DD~新DD間のレプリケーション完了後、新DD(Main、DR)上でバックアップ運用に
利用するPoolに複製された仮想テープを移動します。
・新DD(Main):tape-move → tapeに移動(移動テープは約1000本)
・新DD(DR):tape-move → tapeに移動(移動テープは約1000本)
レプリケーション再同期
新DD(Main、送信元:tape)→ 新DD(DR、送信先:tape)の構成で再同期を実行
確認
1)
複製された仮想テープを運用で利用するPool(tape)に移動し、移動後のPool(tape)を
対象にしてレプリケーションはレプリケーション実行時のMTreeスナップショットがないため、
エラーになると想定しておりますが、よろしいでしょうか?
2)
新DD(Main)→ 新DD(DR)間で複製された仮想テープを移動する前に
空のPool(tape)を事前にレプリケーションを実行し、仮想テープを移動後に
Rysncを実行した場合、どのうような動作になるのでしょうか。
Pool(tape)内に複製された仮想テープを移動していない状態で事前にレプリケーション
新DD(Main、送信元:tape)→ 新DD(DR、送信先:tape)
仮想テープを移動
・新DD(Main):tape-move → tapeに移動(移動テープは約1000本)
・新DD(DR):tape-move → tapeに移動(移動テープは約1000本)
複製された仮想テープをPool(tape)に移動後に再同期
新DD(Main、送信元:tape)→ 新DD(DR、送信先:tape)の構成
※この時点で初回同期のように全データ転送されることを懸念しております。
3)
既存DDで保有している仮想テープをカスケードレプリケーションし、再同期を必要とする
以下の案だとどちらが良いのでしょうか。
案1
既存DD→ 新DD(Main、送信先:tape)にレプリケーション
新DD(Main、送信元:tape)→ 新DD(DR、送信先:tape)にレプリケーション
概要
・既存DD→新DD(Main)→新DD(DR)でカスケードレプリケーション
・レプリケーション完了後にすべてのレプケーションを切断
・新DD(Main)上のVTLに複製されたPool(tape)内の仮想テープをインポート
案2
事前レプリケーション
・新DD(Main、送信元:tape)→ 新DD(DR、送信先:tape)に事前レプリケーション
レプリケーション
・既存DD(送信元:tape-move) → 新DD(Main、送信先:tape-move)にレプリケーション
・新DD(Main、送信元:tape-move) → 新DD(DR、送信先:tape-move)にレプリケーション
複製されたテープを移動
・新DD(Main):tape-move → tapeに移動(移動テープは約1000本)
・新DD(DR):tape-move → tapeに移動(移動テープは約1000本)
複製されたテープを運用のPool(tape)に移動後に再同期
・新DD(Main、送信元:tape)→ 新DD(DR、送信先:tape)で再同期
概要
・新DD間は複製された仮想テープを移動する前に事前にレプリケーション
・既存DD→新DD(Main)→新DD(DR)でカスケードレプリケーション
・レプリケーション完了後にすべてのレプリケーションを切断
・複製された仮想テープを運用のPool(tape)に移動
・新DD(Main)上のVTLに複製されたPool(tape)内の仮想テープをインポート
・VTLインポート後に新DD~新DD間の再同期設定
どうぞよろしくお願い致します。
ayas
Community Manager
•
7.2K メッセージ
0
2025年5月30日 05:43
RB-7716さん
ご返信を有難うございます。
1)
ご回答内容から上記の状態で新DD(Main)⇒ 新DD(DR)で再同期した際、以下の動作の理解で
良いでしょうか?
① 送信元でスナップショット作成
② 事前レプリケーション時のスナップショットと比較(最後のスナップショット)
③ 比較結果から変更が宛先に送信
⇒ご認識の通りです。
2)
差分同期との事ですが、送信元と送信先の仮想テープが同一の状態で差分同期される場合、
どのような差分が転送されるのでしょうか?
⇒同一の状態であれば転送される差分はないです。
3)
再同期実行時にデータ転送が差分だけで転送されていること確認するには
どうしたらよいのでしょうか。
⇒Replication show historyなどのコマンドから算出してはいかがでしょうか。
参考:【Data Domain】レプリケーション転送量や時間の確認方法について
ayas
Community Manager
•
7.2K メッセージ
0
2025年5月23日 08:08
RB-7716さん
まず前提として VTLのReplicationではTarget のVault 領域にVTL入ります。
参考:Data Domain :VTL(Pool)のレプリケーション
その為Vaultに入ったVTLはReplicationを削除するまでVault から動かすべきではない(Read Onlyなので)です。
参考:Data Domain:レプケーション実行中のVTLインポート
その為RB-7716さんのやりたいことを実現するためには以下が一番現実的なのではないかと思います。
①既存DD(VTL)、新DD(Main)、新DD(DR)でカスケードレプリケーション
カスケードレプリケーション後に作成された新DD(Main・DR)にあるVTLはVaultに入る。
②既存DD(VTL)、新DD(Main)のレプリケーションを削除
その結果新DD(Main)にあるVTLの構成を変更できるのでtapeへ移動する。
結果:新DD(DR)のVTLはReplication関係がある限り、Vault からは移動できないのでそのままとする。
もしくは新DD(Main)、新DD(DR)でのレプリケーションを削除してから②と同様に新DD(DR)でTapeへVTLを移動する。
RB-7716
5 Practitioner
•
934 メッセージ
0
2025年5月27日 06:15
ayasさん
ご回答ありがとうございます。
レプリケーションの削除が前提であることは理解しました。
案2の場合、再同期時には複製された仮想テープが格納された状態で再同期することになります。
DDは移動された仮想テープをすべてデータ転送するのでしょうか?
案2を実行した場合、DDはどのような挙動をするのでしょうか?
どうぞよろしくお願い致します。
ayas
Community Manager
•
7.2K メッセージ
0
2025年5月28日 05:29
RB-7716さん
ご返信を有難うございます。
案2の場合、再同期時には複製された仮想テープが格納された状態で再同期することになります。
DDは移動された仮想テープをすべてデータ転送するのでしょうか?
案2を実行した場合、DDはどのような挙動をするのでしょうか?
→案2ではおそらくこちらは移動、ではなくCopyになると思いますがその前提でお知らせします。
複製されたテープを移動→レプリケーション関係があるうちはターゲットはROになるためVTLのCopyは出来てもMoveはできない
・新DD(Main):tape-move → tapeに移動(移動テープは約1000本)
・新DD(DR):tape-move → tapeに移動(移動テープは約1000本)
上記の状態であれば次のステップの再同期した場合、Main、送信元:tapeと 新DD(DR、送信先:tape)での差分情報が同期対象になるのかと思います。
複製されたテープを運用のPool(tape)に移動後に再同期
・新DD(Main、送信元:tape)→ 新DD(DR、送信先:tape)で再同期
RB-7716
5 Practitioner
•
934 メッセージ
0
2025年5月28日 06:52
ayasさん
ご回答ありがとうございます。此方が想定しているのは複製されたテープのコピーではなく、
移動になります。
・新DD(Main):tape-move → tapeに移動(移動テープは約1000本)
・新DD(DR):tape-move → tapeに移動(移動テープは約1000本)
意図として仮想テープの移動が複数発生するため、移行回数を確認することも考慮して
複製された仮想テープを順次バックアップ用Poolに移動することを想定しています。
1)
ご回答内容から上記の状態で新DD(Main)⇒ 新DD(DR)で再同期した際、以下の動作の理解で
良いでしょうか?
① 送信元でスナップショット作成
② 事前レプリケーション時のスナップショットと比較(最後のスナップショット)
③ 比較結果から変更が宛先に送信
※送信元:TAPE、送信先:TAPEが同一であるため、送信元の仮想テープに対して
すべてのデータ転送するのでは差分同期となり、同期時間は短縮で完了
新DD(Main、送信元:tape)→ 新DD(DR、送信先:tape)で再同期
2)
差分同期との事ですが、送信元と送信先の仮想テープが同一の状態で差分同期される場合、
どのような差分が転送されるのでしょうか?
3)
再同期実行時にデータ転送が差分だけで転送されていること確認するには
どうしたらよいのでしょうか。
CLI利用して判断することは可能でしょうか?
新DD(Main、送信元:tape)→ 新DD(DR、送信先:tape)で再同期
※既存仮想テープが5000本あり、容量も50TBあるので、確認させて頂きました。
何度もお手数おけしましが、どうぞよろしくお願い致します。
RB-7716
5 Practitioner
•
934 メッセージ
0
2025年5月30日 09:29
ayas さん
何度もご質問のご対応ありがとうございます。
ご回答内容、大変参考になりました。
テープが送信元、送信先で同一であれば再同期では転送される差分は無いとのこと承知しました。
仮想テープ容量の全体として容量が多いので、事前に仮想テープを送信元、送信先に同一にすることで
再同期時もデータ転送が無く処理されることで安心しました。