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2025年4月22日 09:24
Data Domain:ファイルシステムの空き容量確保
ファイルシステムの空き容量を確保する手法を検討しています。
1)
ファイルシステム容量が15%以下の環境で容量を解放する手法は以下と認識していますが、
他にありますでしょうか。
手法
① バックアップソフト側で保存が不要な仮想テープを期限切れにする
② DD側でクリーニングを実行
③ クリーニング完了後、仮想テープが利用していた領域が解放
④ 仮想テープで利用していた領域が解放され、容量増加
2)
以下の手法にてファイルシステム空き容量を増やすことは可能でしょうか?
手法
① バックアップソフト側で保存が不要な仮想テープを期限切れに設定
② 期限切れの仮想テープをVTLからエクスポート
③ プールにエクスポートされた仮想テープをDDから直接削除
3)
保存が不要な仮想テープを直接削除することでファイルシステムの空きを増やすことは
可能でしょうか?
4)
DDから仮想テープを削除しても、クリーニングを実行しないかい限り、
仮想テープ利用していた領域は解放されず、ファイルシステムの空きは増えないのでしょうか?
どうぞよろしくお願い致します。
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ayas
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2025年4月23日 05:44
RB-7716さん
1)ファイルシステム容量が15%以下の環境で容量を解放する手法は以下と認識していますが、他にありますでしょうか。
手法
① バックアップソフト側で保存が不要な仮想テープを期限切れにする
② DD側でクリーニングを実行
③ クリーニング完了後、仮想テープが利用していた領域が解放
④ 仮想テープで利用していた領域が解放され、容量増加
→御認識の通りです。
参考:Dell EMC Knowledge Article 000017462 : Data Domain:DDFS (Data Domain ファイルシステム) のクリーンアップ/ガベージコレクション (GC) フェーズの概要
Data Domain Restorer (DDR) では、削除されたファイルによって参照されたデータが他のファイルによって重複排除されているかどうかがすぐにはわからないためです。このため、そのデータを削除することが安全であるかどうかを確認する必要があります。
クリーニング (ガベージコレクション/GC とも呼ばれる) は、DDR を行うプロセスです。
不要なディスク上のデータ (ファイルまたはスナップショットなどのオブジェクトによって参照されなくなったもの) を決定します。
不要なデータを物理的に削除して、再利用可能な基盤となるディスク領域を確保します (つまり、新しいデータの取り込み)。
2)
以下の手法にてファイルシステム空き容量を増やすことは可能でしょうか?
手法
① バックアップソフト側で保存が不要な仮想テープを期限切れに設定
② 期限切れの仮想テープをVTLからエクスポート
③ プールにエクスポートされた仮想テープをDDから直接削除
→こちらの方法ではクリーニングによるDD側での不要なデータの確認ができないため空き容量を増やすことはできません。
(バックアップソフトとDDでデータの不整合が起きる可能性があります)
参考:先述のKB(英語版)から 空き容量を増やす方法はCleaningのみです。
Note, however, that there is no way other than by running clean/GC in which data can be removed/space physically freed on a Data Domain Restorer (that is there are no shortcuts to speed up this process).
3)保存が不要な仮想テープを直接削除することでファイルシステムの空きを増やすことは可能でしょうか?
→先の回答と同じく、直接削除してもCleaningが行われない限り、空き容量は増えません。
4)
DDから仮想テープを削除しても、クリーニングを実行しないかい限り、
仮想テープ利用していた領域は解放されず、ファイルシステムの空きは増えないのでしょうか?
→御認識の通りです。
RB-7716
5 Practitioner
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2025年4月23日 12:57
ayas さん
ご回答ありがとうございます。
ご回答内容、大変参考になりました。