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2025年7月30日 06:17
PPDMを構築してみた 4(vCenter登録編)
このシリーズでは、PowerProtect Data Manager(以下、PPDM)の導入からVMバックアップ/リストアまでの流れを全6回でご紹介しています。
第4回は「vCenter登録編」です。ここでは、PPDMにvCenter Serverを登録し、仮想マシンのバックアップ環境を整える手順について解説します。
シリーズ一覧はこちらです
- PPDMを構築してみた 1(デプロイ編)
- PPDMを構築してみた 2(初期設定編)
- PPDMを構築してみた 3(DDVEインテグレーション編)
- PPDMを構築してみた 4(vCenter登録編)←今回
- PPDMを構築してみた 5(VMイメージバックアップ編)
- PPDMを構築してみた 6(VMリストア編)
vCenter登録手順(概要)
事前準備
- PPDMと連携させるvCenter Serverが、正しく展開・初期設定され、稼働していることを確認します。
- vCenter Serverへのアクセス、ネットワーク接続、ライセンス適用状況などを事前にチェックしておくと、後の作業がスムーズです。
PPDM管理コンソールへのログイン
- WebブラウザでPPDMの管理コンソールにアクセスし、管理者権限でログインします。
資産ソースの追加
- 左側のナビゲーションペインで、「インフラ」>「資産ソース」を選択します。
- 「資産ソース」ウィンドウで、「vCenter」タブを選択し、「追加」をクリックします。
vCenter接続情報の入力
- 以下の情報をウィザード画面に従い入力します。
- vCenter Serverのホスト名またはIPアドレス
- 管理者アカウントのユーザー名とパスワード
- 必要に応じて、通信ポート番号やSSLの有無(セキュア通信を使用する場合)など
- 以下の情報をウィザード画面に従い入力します。
接続テストと登録
- 「テスト」や「接続確認」のボタンでPPDMからvCenter Serverへ正常に接続できるか確認します。
- 問題がなければ「追加」または「登録」を実行します。
資産の検出と確認
- 登録完了後、PPDMの管理画面からvCenter Server内の仮想マシンやデータストアなどの資産が検出され、一覧表示されることを確認します。
- これにより、バックアップポリシー作成時に対象の仮想マシンを選択可能となります。
補足ポイント
- vCenter Serverは必ず管理者権限ユーザーでセットアップし、PPDMからのアクセスが許可されている必要があります。
- UIや名称、入力項目などはバージョンによって異なる場合があるため、画面例や詳細手順は各バージョンの最新マニュアルをご参照ください。
- セキュリティ要件や暗号化通信(SSL/TLS)の設定も、運用ポリシーにあわせて事前にご確認いただくことを推奨します。
まとめ
今回の記事では、PPDMにvCenter Serverを登録する手順を解説しました。これにより、PPDMを利用した仮想マシンのバックアップ環境が整います。
次回は「VMイメージバックアップ編」を予定しています。どうぞお楽しみに!
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