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2025年7月23日 02:30

PPDMを構築してみた 3(DDVEインテグレーション編)

このシリーズでは、PowerProtect Data Manager 19.20(以下、PPDM)の導入からVMバックアップ/リストアまでの流れを全6回でご紹介しています。

第3回は「DDVEインテグレーション編」です。ここでは、PPDMとPowerProtect DD Virtual Edition(DDVE)との連携方法や、バックアップ用ターゲットストレージの登録・設定手順について解説します。

シリーズ一覧はこちらです

DDVEインテグレーション手順(概要)

1. 事前準備

  • PPDMと連携させるためのDDVEが、正しく展開・初期設定され、稼働していることを確認します。
  • あらかじめDDVE管理コンソールへのアクセス、ネットワーク接続、ライセンス適用状況などをチェックしておくと、後の作業がスムーズです。

2. PPDM管理コンソールへのログイン

  • WebブラウザにてPPDMの管理コンソールへアクセスし、管理者権限でログインします。

3. ストレージシステムの追加

  • 「インフラ」タブから「ストレージシステムの追加」または「DDシステムの登録」を選択します。

4. DDVE接続情報の入力

  • 以下の情報をウィザード画面に従い入力します。
    • DDVEのホスト名またはIPアドレス
    • 管理者アカウントのユーザー名とパスワード
    • 必要に応じて、通信ポート番号やSSLの有無(セキュア通信を使用する場合)など

5. 接続テストと登録

  • 「テスト」や「接続確認」のボタンでPPDMからDDVEへ正常に接続できるか確認します。
  • 問題がなければ「追加」または「登録」を実行します。

6. ストレージ利用状況の確認

  • 登録完了後、PPDMの管理画面からDDVEのステータスや利用可能容量が確認できるようになります。
  • この後、バックアップポリシー作成時にDDVEをターゲットストレージとして指定可能です。

補足ポイント

  • DDVEは必ず管理者権限ユーザーでセットアップし、PPDMからのアクセスが許可されている必要があります。
  • UIや名称、入力項目などはバージョンによって異なる場合があるため、画面例や詳細手順は各バージョンの最新マニュアルをご参照ください。
  • セキュリティ要件や暗号化通信(SSL/TLS)の設定も、運用ポリシーにあわせて事前にご確認いただくことを推奨します。

まとめ

今回の記事では、PPDMにDDVEをバックアップターゲットとして連携・登録する手順を解説しました。これにより、PPDMを利用した効率的なバックアップ運用が可能になります。

次回は「vCenter登録編」を予定しています。どうぞお楽しみに!

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