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2025年7月16日 04:25
PPDMを構築してみた 2(初期設定編)
このシリーズでは、PowerProtect Data Manager 19.20(以下、PPDM)の導入からVMバックアップ/リストアまでの流れを全6回でご紹介します。
第2回は「初期設定編」です。アプライアンスの電源投入後、まずは管理コンソール(Web UI)へアクセスし、ウィザードに沿って各種初期設定を実施します。
シリーズ一覧はこちらです
PPDMを構築してみた 2(初期設定編)
このシリーズを通じて、PPDMの導入から運用までを丁寧に解説していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
初期設定手順
1. 管理用PCから、PPDMの割り当てられたIPアドレスにWebブラウザでアクセスします
2. 利用規約(EULA)の同意
3. ライセンスの適用(容量ライセンス等)。評価目的では90日間のトライアルライセンスを利用可能です
4. タイムゾーンやNTP(時刻同期)、SMTP(通知メール用)等の基本設定
5. 必要に応じてActive Directory連携や多要素認証(MFA)などのセキュリティ関連設定
6. PowerProtect DD(DDVE含む)、vCenterなどの保護対象やストレージ製品登録
ライセンスについて
PPDMは初回導入時、90日間のトライアルライセンスが利用できます。評価やPoC用途であれば、トライアルで主な機能を試すことが可能です。製品版にアップグレードする場合は正式ライセンスの投入が必要です(契約内容によって容量型などライセンスタイプが異なります)。
あわせて、PowerProtect DD Virtual Edition(DDVE)も初回デプロイ時に90日間のトライアルライセンスが付与されます。DDVEの90日間トライアルは、PPDMと組み合わせた統合バックアップ構成の検証やPoCにも活用できます。試用期間終了後は、商用の正式ライセンスを適用することで運用継続が可能です。
DDVEについて
PPDMと組み合わせる場合、事前にDDVE(仮想版PowerProtect DD)を構築しPPDMから登録します。DDVEの構築や設定手順に関しては、別シリーズ「DDVEを構築してみた」を参照してください。
補足
- 詳細手順や推奨構成は必ずDell公式ガイドやInfo Hubの最新資料を参照してください。
- ガイド記載の画面例や名称、選択項目はバージョンによって表示が異なる場合があるため、作業時は必ず構築対象バージョンと一致したマニュアル・リリースノートを参照してください。
- DDVEと連携する場合は、PPDMの初期設定前にDDVEの展開・初期設定・稼働確認が必要です。
- PowerProtect Data Managerは頻繁にアップデートされており、セキュリティや自動化・管理機能も順次強化されています。新機能の活用や脆弱性対策なども最新ガイドでご確認ください
次回はDDVEインテグレーション編です。