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May38
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2024年3月28日 05:17
冗長電源構成のサーバを購入しましたが、電源を片方のみ接続して使用すること自体に問題はありませんか。
実際、片方のみの接続で現在使用できていますが、サーバパネル前面の電気インジケータが橙色点灯、システム正常性とシステム ID インジケータが橙色点滅となり、iDRAC上も異常と出てしまいます。
異常とならないような設定にする方法もあれば、ご教示いただけますと幸いです。
レスポンス(2)
ayas
Community Manager
7.2K メッセージ
2024年3月29日 01:11
May38さん
→エンタープライズクラスのサーバのための冗長電源構成は片系電源での運用を想定していないため問題がないとは言えません。両系での運用をお勧めします。
実際、片方のみの接続で現在使用できていますが、サーバパネル前面の電気インジケータが橙色点灯、システム正常性とシステム ID インジケータが橙色点滅となり、iDRAC上も異常と出てしまいます。異常とならないような設定にする方法もあれば、ご教示いただけますと幸いです。
→冗長電源設定は両系をプラグインすることが前提なのでその稼働状況によって片系がスリープ状態になることはあっても最初から未使用、という状況であるとiDRACでは異常とみなします。(フェールオーバーしているという異常な状態になるので)
その為異常とならない設定はないです。
参考:Dell EMC Knowledge Article 000202926 : PowerEdgeの電源設定PSU冗長性には、3つの設定が可能です。
非冗長 - すべてのPSUがサーバーの電源に貢献します。これにより、サーバーは最大限の電力を引き出すことができますが、冗長性の欠如は、1台のPSUに障害が発生した場合にサーバーが停止する可能性があることを意味します。
A/Bグリッド冗長 - PSUはグリッドに分割されます。4-PSUサーバーでは、PSU 1と3はグリッドAにあり、PSU 2と4はグリッドBに配置されています。このシナリオでは、グリッドAのPSUに障害が発生した場合、サーバーはグリッドBにフェールオーバーします。
PSU冗長 - PSUがグリッドにグループ化されていない点を除き、A/Bグリッド冗長と同様です。代わりに、各PSUはサーバーの電源に対する個々の貢献者であり、冗長性を高めることができます。このオプションは、すべてのサーバーで使用できるわけではありません。
Integrated Dell Remote Access Controller 9 ユーザーズガイド
Page 203 電源装置オプションの設定
bf000
2 Intern
201 メッセージ
1
2024年3月29日 05:55
中の人でなくて恐縮ですが、
ayaさんの投稿のようにPSUは各系統を別系統のPDUに接続することは一般的で商用利用では大前提です。PSUが2個の目的・・・PSU自体の障害に備えるPDUを別系統の目的・・・電源装置や分電盤障害に備える
上記を組み合わせてシングルポイントを極力減らしています。PowerEdgeではやったことないですが、他社サーバではPSUはオプション扱いのモデルも有り、
搭載されていない場合はアラート表示にならなかったです。(搭載されて通電されていないPSUがアラーム対象になった。)サポートされるかや実際にサーバの可用性要件を熟考したうえで通電できないPSUを取り外すのもありかと思います。(後述するほうが個人的にはオススメなので最後の手段と思ってください。)PDU側の契約アンペアやコンセントの口数の成約で別系統の電源から引けない際には同系統のPDUに接続することも可能です。
PSU障害は許容できるがPDUや系統障害は許容出来ない構成になるので可用性は劣ります。電源消費量もdefaultはA/Bグリットなので50・50で各PSUから給電します。
ですので口数の問題で消費量は片方ののみで差はないはずです。まとめるとA 各PSUを別系統のPDUに接続・・・最も可用性、耐障害性が高くなるB 各PSUを同系統のPDUに接続・・・系統障害時にはサーバダウン PSU障害は耐えることが出来る アラートも出ないC 未使用のPSUを外す・・・アラートは出ないと思われるが、サポート面、可用性、耐障害性に問題あり
なので今回のケースはB案をオススメします。
(編集済)
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ayas
Community Manager
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7.2K メッセージ
0
2024年3月29日 01:11
May38さん
冗長電源構成のサーバを購入しましたが、電源を片方のみ接続して使用すること自体に問題はありませんか。
→エンタープライズクラスのサーバのための冗長電源構成は片系電源での運用を想定していないため問題がないとは言えません。両系での運用をお勧めします。
実際、片方のみの接続で現在使用できていますが、サーバパネル前面の電気インジケータが橙色点灯、システム正常性とシステム ID インジケータが橙色点滅となり、iDRAC上も異常と出てしまいます。異常とならないような設定にする方法もあれば、ご教示いただけますと幸いです。
→冗長電源設定は両系をプラグインすることが前提なのでその稼働状況によって片系がスリープ状態になることはあっても最初から未使用、という状況であるとiDRACでは異常とみなします。(フェールオーバーしているという異常な状態になるので)
その為異常とならない設定はないです。
参考:Dell EMC Knowledge Article 000202926 : PowerEdgeの電源設定
PSU冗長性には、3つの設定が可能です。
非冗長 - すべてのPSUがサーバーの電源に貢献します。これにより、サーバーは最大限の電力を引き出すことができますが、冗長性の欠如は、1台のPSUに障害が発生した場合にサーバーが停止する可能性があることを意味します。
A/Bグリッド冗長 - PSUはグリッドに分割されます。4-PSUサーバーでは、PSU 1と3はグリッドAにあり、PSU 2と4はグリッドBに配置されています。このシナリオでは、グリッドAのPSUに障害が発生した場合、サーバーはグリッドBにフェールオーバーします。
PSU冗長 - PSUがグリッドにグループ化されていない点を除き、A/Bグリッド冗長と同様です。代わりに、各PSUはサーバーの電源に対する個々の貢献者であり、冗長性を高めることができます。このオプションは、すべてのサーバーで使用できるわけではありません。
Integrated Dell Remote Access Controller 9 ユーザーズガイド
Page 203 電源装置オプションの設定
bf000
2 Intern
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2024年3月29日 05:55
中の人でなくて恐縮ですが、
ayaさんの投稿のようにPSUは各系統を別系統のPDUに接続することは一般的で商用利用では大前提です。
PSUが2個の目的・・・PSU自体の障害に備える
PDUを別系統の目的・・・電源装置や分電盤障害に備える
上記を組み合わせてシングルポイントを極力減らしています。
PowerEdgeではやったことないですが、他社サーバではPSUはオプション扱いのモデルも有り、
搭載されていない場合はアラート表示にならなかったです。(搭載されて通電されていないPSUがアラーム対象になった。)
サポートされるかや実際にサーバの可用性要件を熟考したうえで通電できないPSUを取り外すのもありかと思います。
(後述するほうが個人的にはオススメなので最後の手段と思ってください。)
PDU側の契約アンペアやコンセントの口数の成約で別系統の電源から引けない際には同系統のPDUに接続することも可能です。
PSU障害は許容できるがPDUや系統障害は許容出来ない構成になるので可用性は劣ります。
電源消費量もdefaultはA/Bグリットなので50・50で各PSUから給電します。
ですので口数の問題で消費量は片方ののみで差はないはずです。
まとめると
A 各PSUを別系統のPDUに接続・・・最も可用性、耐障害性が高くなる
B 各PSUを同系統のPDUに接続・・・系統障害時にはサーバダウン PSU障害は耐えることが出来る アラートも出ない
C 未使用のPSUを外す・・・アラートは出ないと思われるが、サポート面、可用性、耐障害性に問題あり
なので今回のケースはB案をオススメします。
(編集済)