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2025年4月15日 01:09
PowerVault、ホストへのボリュームが1つの場合の耐障害性について
ストレージ:PowerVault ME5024
ホスト:ESXi
パス数:4(ホスト2port:ストレージ4port、2セグメント)
上記機器にてPoolAのみ構成、ボリュームを1つマッピング、データストア利用する予定です。
こちらの耐障害性について、同じPool構成で複数ボリュームに中身を分けた場合との差はありますでしょうか。
※性能面であれば、PoolA・Bを同じディスクグループで構成し、それぞれボリュームを作成するのが推奨の認識です。
今回は搭載ディスクの関係でPoolを分けた構成にした場合、必要な容量が見積もれない為一つにしております
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ayas
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2025年4月15日 07:48
Keijirouさん
こちらの耐障害性について、同じPool構成で複数ボリュームに中身を分けた場合との差はありますでしょうか。
→単一のPoolAに一つのボリュームを一つのホストにマッピングして使用する場合と
複数のボリュームに分けてそれを一つのホストにマッピングする場合における耐障害性ですよね。
耐障害性という意味ではDual コントローラ構成であれば片方のコントローラが故障しても片方からのアクセスができるのでその耐障害性は変わりありません。
ただ複数のボリュームを分けてマッピングするとPool障害やボリューム障害時における影響範囲が狭められるのでその効果はあるかと思います。
参考:Dell PowerVault ME5 Storage System Best Practices
Page 9
A pool is an aggregation of one or more disk groups that serves as a container for volumes. Virtual and linear storage systems both use pools. Dual controller systems consist of two pools. Each storage controller has ownership of a one pool.
keijirou
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2025年4月15日 09:16
@ayas さん
回答ありがとうございます。
>>ただ複数のボリュームを分けてマッピングするとPool障害やボリューム障害時における影響範囲が狭められるのでその効果はあるかと思います。
・同じことを聞いてしまい申し訳ないのですが、
PoolAに複数ボリュームを作成し、1つのホストへマッピングの場合でもPoolA障害時にはボリュームを分けた事による影響範囲を縮小が見込めるという事でしょうか。
・PowerVault側で起こりうるボリューム単位の障害はありますでしょうか。ESXi側の障害や操作ミスが起因な事が主になりますか。
bf000
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2025年4月16日 01:04
@keijirou
中の人でなくて恐縮ですが、
ご認識の通り、マルチパス環境における推奨はボリューム数とパスの数が偶数のほうが望ましいです。
VMのデータストアとして利用する場合、1ボリュームにしていると容量枯渇(Poolの枯渇ではないです。)が起きると全台に影響が出るので、ayasさんの記載する影響を狭めるという意味でも複数ボリュームのほうがメリットは有ると思います。
ストレージ側で考えてみるとPool内のディスクグループでRAIDを組むかと思いますので、RAID構成するディスク量が大きくなればその分、リビルドにかかる時間も増えるため、考慮事項になるかと思います。
最後にRAIDグループも推奨のディスク本数があるので、容量有りきで計算していると思わぬパフォーマンス問題が出る可能性があります。気をつけてください。
Dell PowerVault ME5シリーズ 管理者ガイド
あと個人的には以下も結構重要なんじゃないかなと思ってたり。
・バックアップをストレージ連携するような機能を利用する場合(Veeamとか)だと、ボリューム単位でストレージスナップショットを取るので、メンテナンスウィンドウ外のマシンが稼働するボリュームでストレージスナップショットが動作する。
・パフォーマンス観点でI/Oが寄らないようにする。
volA:AP正 DB副
volB:AP副 DB正
正サーバでボリュームを纏めたくなるのですがI/Oが寄るので入れ子にしてみたり。
最後にですが、ME5024はOEMストレージになっているかと思います。調べ方を少し変えてみると他社情報も出てくるのでオススメです。
頑張ってください。
(編集済)